~日本ベルギー友好150周年記念認定事業 Brugge - Japan Day 2016~
2016年に日本とベルギーが外交関係を樹立してから150周年を迎えます。これを機に友情の絆を強化し、文化交流を促進するためのイベントが日本・ベルギー両国にて年間を通じて実施されます。この記念事業の一環として、ブルージュ市の協力を得て日本の伝統文化を紹介するジャパン・デイを開催します。ベルギーの人々に公演と展示を通じ日本の伝統文化に触れていただき、両国の相互理解をさらに深める機会となることを目的とします。
【開催概要】
❒開 催 日 2016年6月25日(土)~6月26日(日)
❒開催都市 ベルギー王国ブルージュ市
❒会 場 王立ブルージュ市民劇場
❒主 催 ブルージュ・ジャパンデイ実行委員会
❒後 援 在ベルギー日本国大使館
❒協 力 ブルージュ観光局、一般社団法人日本原史文化研究協会
【ブルージュ市主催レセプション】ブルージュ市庁舎
ベルギー最古の市庁舎。2階には世界的に有名なゴシック様式のホール(謁見の間)があり、美しい木製の丸天井とブルージュの歴史に関係する12名の絵画が飾られています。
「謁見の間」にてブルージュ市長または市助役による歓迎挨拶、参加各団体代表者への感謝状授与、由緒あるゴシックスタイルのホールおよび絵画の説明が予定されています。
「市庁サロン」に場所を移し、ブルージュを代表する地ビールブルッグスゾットBrugse Zotにて乾杯を行い、市関係者との歓談のひと時となります。
【舞台公演・展示会場】 ブルージュ市立劇場 Royal City Theatre
旧市街の中心マルクト広場から徒歩数分の好立地。オペラ、コンサート、演劇などが行われます。金箔を使った豪華なデコレーション、赤い椅子からボンボニエールと呼ばれて市民から親しまれています。
◆舞台公演
劇場は650席、照明、音響設備が完備されています。
邦楽、日本舞踊、剣舞、能楽、狂言、浄瑠璃、和太鼓、着物ショーなど伝統芸能団体による披露公演が期待されています。
◆展示実演
250㎡のフォイヤー・スペース。伝統文化である茶道・華道・書道・工芸などから無形文化遺産である和食に関しての試飲・試食・展示なども期待されており、幅広い日本の文化を紹介します。
中世の美しい街全体の姿をそのまま残す、ブルージュ
ベルギー北西部に位置する「ブルージュ」は、水の都。Bruggeとは“橋”の意味で、町を縦横に流れている運河には50以上の美しい橋がかかっています。13世紀から15世紀にかけて、ハンザ同盟の中核都市としてヨーロッパ第1の貿易港でした。現在のニューヨークのように中世ヨーロッパの商業・金融・文化・芸術の中心として繁栄しました。ほぼ原形をとどめる旧市街に現在約2万人が住んでいますが、当時は倍の4万人が暮らしていたことからも当時の繁栄ぶりが想像出来ます。
15世紀に入ると北海と結ぶ運河が沈泥のため商船の航行が出来なくなって衰退し忘れ去られてしまうことになります。しかし、そのおかげで中世当時の姿をそのまま留め、現在に至っています。2000年にブルージュ歴史地区全体がユネスコ世界遺産に登録され、「屋根のない美術館」として世界から年間540万人の観光客を魅了しています。
★ブルージュでは「歴史地区」の他に、「フランドル地方のベギン会修道院群」と「鐘楼(ベルギーとフランスの鐘楼群の一つ)」として、3つの世界遺産が登録されています。